オペラの街からお寺の街へ
(初台から中野へ)
 
(2017.12)


新宿の近くにありながら、私自身歩いたことが無かった初台。オペラシティのある街として有名なのだが、ここから中野坂上、そしてJR中野駅付近まで歩く散歩を思い立った。コミュでいずれ開催したいと思うのだが、今回はその下見を兼ねたものである。

新宿から京王線で一駅なのだが、実は私、京王線に「京王新線」という存在がある事をこの日(2017年12月29日)初めて知った。(笑)乗り換えに苦労したが、何とか初台へ。

実に巨大なホール!
オペラだけでなく、観劇やコンサートなど様々なイベントが行われる。
それだけではない、「オペラシティ」の名の通り、商業施設(レストラン、マーケット)などが数多くあり、まさに一つの街が出来上がっている。今年で20周年というから、街として大いに発展したんだろうと思う。
                     
オペラシティを後にして、中野へ向けて北へ歩き出す。幡ヶ谷不動へ行くのだが、この界隈も商店街が軒を連ねる。
幡ヶ谷不動尊へ到着。荘厳寺というのが正式名。
                     
ここからは、狭い路地をひたすら歩いた。渋谷本町学園の横をすり抜け、本町公園をすり抜けて、方南通を横断し、さらに路地を歩く。途中で黒猫がいたので声をかけたが、シャーされちまった。(・_;)

やがて、弥生町という地区に入る。神田川が流れる場所。このあたり結構暗渠と思われる場所も多い。神田川という川は、23区の人にとっては欠かせない存在なんだろうなと思う。
                  
神田川を渡った対岸に、八津御嶽神社という神社があるのだが、ここは鉄筋コンクリートの建物の中に有るのでびっくりした。山梨県の本宮にある八津神社の分社なのだそうだ。大きなビルに鳥居があり、中に入ると2階に本殿がある。何故にこのような形になったかは、現時点では不明。
                     
ここから少し東へ行くと、成願寺に差し掛かる。
このあたりに、中野長者と言われていた鈴木九郎が住んでいたとされるが、その方が中野のこの界隈を開拓した事が所以で、九郎が出家してこのお寺ができたとか。曹洞宗の寺院で、鍋島家とゆかりが深いらしく、鍋島家の墓もある。
            
成願寺から少し路地に入った場所に、象小屋跡の碑がある。
これは、実は江戸時代中頃の8代将軍吉宗の時代、ベトナム生まれの象が献上され、この地で飼育していたのだそうだ。江戸時代に、日本に象がいたことが驚きだ。当時の日本人は腰を抜かしたであろう。
                         
中野坂上に差し掛かる。少し西側へ行くと、宝泉寺がある。
ここには、中野町役場跡の石碑もある。明治初期は寺社を役場として使っていたケースが多かったようだ。まだ、設備が整っていなかったためであろう。
それにしても、中野坂上付近は寺社が多い。オペラの街からスタートした散歩は、お寺の街に。洒落じゃないよ。(笑)
          
あとはひたすら桃園川緑道を歩いて、最終的にはJR中野駅前まで歩いた。
宝泉寺以降のコースはもう少し考慮したい。東中野方面へ足を伸ばしてもよいかなと思うので、もう一度、二度散歩した後、最終的にどう歩くか決めます。4月か5月に開催したいと思うのだが、歩いていて損はない、楽しい散歩になるかと思います。



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