中野界隈の寺町散歩
 1、初台~中野坂上


 オペラシティ幡ヶ谷不動尊(荘厳寺)八津御嶽神社成願寺象小屋跡淀橋・小淀橋跡宝仙寺
   ~このコースの主な概要~
新宿から京王新線で一駅の初台駅から散歩開始。京王線と新線は間違えやすいので要注意。(私だけか!?)
初台駅のすぐにオペラシティと新国立劇場がある。ここで昼食やお茶などしつつ、ゆっくり過ごした後散歩を始めるのもよい。
オペラシティからは、ひたすら北へ足を向け、まずは幡ヶ谷不動でお参り。そこからは狭い路地を歩きながらさらに北へ。東京工芸大中野キャンパス付近にビルから成る八津御嶽神社がある。ここは参拝しづらいかもしれないので、外から拝むだけでもよい。そこから山手通りへ出て、成願寺へ。成願寺は鍋島家ゆかりの寺でもある。少し北にはベトナムから献上された象の小屋の跡が。さらに中野坂上駅に到着したら、その周辺の散策を。新宿方面には淀橋・小淀橋跡が、中野側には宝仙寺がある。
  
 オペラシティ 正式名は「東京オペラシティ」。この地にはもともと旧電電公社の淀橋電話局、京王帝都バス新宿営業所などが存在したが、平成8年(1996)8月に開業。この時、タワーとコンサートホールが竣工され、翌年2月には新国立劇場が竣工した。
新国立劇場の横にあるタワーに、東京オペラシティリサイタルホール、近江楽堂、コンサートホールなど、コンサートなどを催す場所の他、アートギャラリーなどもある。さらにはレストランなどの商業施設、オフィス街なども混在する、複合操業施設でもある。

 
幡ヶ谷不動 

真言宗室生寺派の寺院で正式名を光明山荘厳寺という。宥悦(天文2年1533寂)が開山となり、創建したと言われている。当寺不動堂の本尊不動明王立像は、智證大師が三井寺を創建した際に彫刻、幡ヶ谷不動尊として信仰を集めている。

 
八津御嶽神社  八津御嶽神社の分社として、大正10年に本宮のあった山梨県南巨摩郡南部町から一人の神主が東京に出てきたことが始まりという。ビルの中にある神社であり、2階に拝殿がある。
 
成願寺  鈴木九郎という人間が中野長者となり、九郎の娘が病死した際、小田原の最乗寺に参拝した際、宗能禅師の励ましにより、敷地に御堂を建てて禅師一行を招き、娘の供養と曹洞禅の普及に精進したのが始まりだという。
佐賀藩主鍋島家ゆかりの寺院でもあり、鍋島家の墓地や、鍋島地蔵などがある。
 
象小屋跡  江戸幕府八代将軍徳川吉宗の時代に、ベトナム生まれの象が献上され、この地に象小屋がつくられて飼育したと言われている。


写真なし

 
宝仙寺 

源義家が後三年の役から帰還の際、戦いに携えていった不動明王像を納めるために大宮八幡宮の近くに寺を建立した。伽藍が完成した際、稲荷神が現れ義家に宝珠を与えたことから宝仙寺と名付けたと言われている。
現在地に移ったのは室町期の事であり、近世には将軍鷹狩りの休憩所ともされた。
この地には中野町役場があり、その跡地を示す石碑もある。

 
 



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