白虎隊とは ~白虎隊の編成~ |
身分については中士以上は羽織の紐色で区別され、花色以上を士分といい、その子弟は藩校・日新館に入学を許された。中士、下士身分家庭の子弟は、南北学館で学問を、武芸は宅稽古場と呼ばれる各流師範の教場で学んでいた。
これらは正規軍の歩兵部門に属し、そのほかに砲兵隊、築城兵などの兵種、上下の秩序は上から、総督、陣将、軍事奉行、同添役、幌役・・・・などを置き、洋制を模した。 各隊は約100人よりなり、中隊を小二隊に、小隊を二分隊に分けた。 隊名は、天の四方を司る「四神」になぞらえ、玄武(北)、青龍(東)、朱雀(南)、そして白虎(西)とした。以上約3000人を正規兵としたが、他に非正規兵が存在した。 ① 農民兵 約3000 ② 正奇兵 半士半農の準正規兵 ③ 敢死隊 義勇兵で農町民から選抜。士中身分・禄授与 ④ 猟師隊・力士隊・修験隊 ⑤ 奇勝隊(僧侶) があり、さらに藩外からも ⑥ 桑名藩 数百人 ⑦ 市川三左衛門ら率いる水戸諸生党隊約600人 ⑧ 古屋佐久左衛門率いる旧幕軍・衝峰隊約700人 ⑧ 大鳥圭介率いる旧幕軍約1300人 ⑨ 旧幕兵からなる純義隊 ⑩ 新撰組100余人 ⑪ 朝比奈茂吉以下岐阜郡上藩凌霜隊47人 などの来援があったが、時間の経過の中でその数は漸減し、5000~1万くらいの間で増減した。 |